2010年 05月 17日 ( 1 )

めぐりあえた宇宙

先週金曜日の昼休み、天気予報をチェックしてみた。
やっと待っていた日が来たと直感した。
なんとか仕事を片付け21:00には北見を出ることができた。
正直迷った。あの峠に行こうか、はたまたあの場所か・・・
方角、時間を考えながら一先ず美幌峠に着いた。
あれ?おかしい・・・一面乳白色の視界20メートル。
こんなはずじゃ・・・
めげずに車を走らせた。
一旦降りる・・・相変わらず星は全く見えない
しばらく走ってまた登り始めると一際濃いガスの中に入った。
半ば破れかぶれで進む。

ん???トンネルを抜けた?
運転席の窓から右上方を覗いて見る。
視線の先ではソラが開け、星がビッシリと輝いていた。
程無く目的地に到着、ライトを消し慌てて車の外に出る。
これまでの経験上、最も感動する瞬間のはずだ。。。

見上げたソラには期待を裏切らない、いや期待以上の星空が待っていた。
一瞬雲の帯かと思ったのは天の川で、かつて最高の星空を見た日も同じように錯覚したことを思い出した。
天の川は月の無い漆黒の闇に巨大なアーチを描き、端から端まで完璧に見渡すことができた。
ベスト3に入る透明感だった。

自分以外誰も居ないその場所でポイントを探す。
真っ暗だったが、もしすれ違う人がボクの表情を見たとすればきっと“しめしめ”の半笑いだったに違いない。
それくらいワクワクしていた。
なぜなら・・・こんな星空を撮るために5DマークⅡを購入したのだから・・・
キャッシュバックを口実に4月中旬購入後、撮りたい夜もなくバックの肥やしになっていたマークⅡ
いよいよ使うべきシチュエーション、その一発目はISO6400で辺りの様子を確認した。
excellent!!
その一発だけでいかに秀逸なカメラであるかが判った。
そこに写ったのは雲海と夏の天の川と蠍座
期待どおりの情景に心が躍った。
落ち着いて設定し直した2発目!!

c0140721_2012426.jpg

撮影は始まったばかりだったが、ちょっと満足感に浸る自分が居た。
・・・すぐに打ち消した。
だから詰の甘い写真しか撮れんのだ、設定を煮詰めろ、周りをよく見ろ。
誰かがそんな風に言っている気がした。
たぶんそれは今この瞬間同じ宇宙をどこかで撮っているであろうあの男の言葉だった・・・

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by mj-p | 2010-05-17 21:29 | 星空